さて、ぷりぱも9月1日をもちまして満2歳となりました。
あっという間の2年間、でもあり、なんだか遠い2年前といった感も
ありますが・・・。
そして、こんな零細事業所ですが、なによりこんな私どもの提供サービスをご利用いただき、多くの(すべての)利用者皆様に感謝です。
それから、やっぱりまだまだ事業という点ではおそらく超大変と言えると思うこの仕事・・・、それを支えていただいた利用者みなさんに関係みなさん、それからそれからスタッフみなさん、本当にありがとうございます。
と、どーも、それではさようならーになっちやうような出だしですが、まぁ、簡単でもなかった過去を振り帰ると、やっぱりこの「生活支援」とかっていう事業に対する需要はすごかったんだ・・・ということの実感と、いやいや「生活支援」なんてことの意味ってのは、もっと広く大きく奥深いもんで、まんだまだこれまでのことのみが、利用者みなさんの需要=ニーズではないんだ・・・というようなことが、おぼろげながらも感じさせていただきました。
そして、はてさての福祉施策の基礎構造改革ということで、忍び寄ってきた(こんな表現がなんだかしっくりきてしまいそうな怪しさもある)「支援費制度」なんですが、その申請も10月から開始となります。それから指定事業所の申請も始まります。
これからは、おそらくなにもしなければ動かない、変わらない・・・といったようなこれまでの福祉サービス(勝手な私的思惑です)が、より一層、利用者みなさんの力によるところが大きくなるのではないかと思ったりしています。
ひとつ、「ニーズ」とかってのを取り上げてみましても、やっぱり「ないもん」を「ほしい」とは思いにくく、「あるもん」も使わなければ、その味はわからず・・・、そんなことを実感してきました。
なにが言いたいのか・・・、これまではおそらく「賞味」の期間(これから賞味していただく方もまだまだいっぱいいると思います)、そして、これからは「創出」の期間(これは、ずーっと末永く続く予定・・・)なんじゃあ、あーりませんか?と、みなさんに、そして、私自身に問いかけてみたいのです。
「支援費、しえんひ、わかりましぇんぴー」などと、なかなか振りまわされているところも大いにあるのですが(私自身)、「制度も大事」だけど、福祉のみの枠に取り込めないくらいみなさんの生活=暮らしは幅広く底深いもんだと思うのです。
これからは、ちょこっと味をしめた(知った)みなさんに我々、それから地域のみなさんに、もちろん行政を含めた市民で、あったりまえだのクラッカー(なぜかこうなる、決しておちゃらけているわけではありません)の暮らし=生活をイメージし、創っていくことだと思います。制度というのはその手段に過ぎないな・・・というのが実感です。
もう少し現実的かつ具体的に「これから」を考えると、ひとつはみなさんと、より一緒に、もちろんご本人さんを主体(中心に)に、その「生活」を考えていくということ・・・、そのためには、みなさんがイメージしやすい状況作り、例えば情報の提供に共有、そしてお話し合いの場所に時間の設定などかなと思います。
そして、より具体的なイメージを実現させる為にも、いわゆるマンパワーの育成も早急な重要課題であると考えています。
それから個々の問題をしっかり考えていく体制作りにも力を注ぐべきじきであるということの再認識もしています(言うばっかりですが・・・)。行動障害といわれる方々、医療的行為が必要である方々、学齢期の方々、などなど多岐にわたる課題を一事業所としてではなく、周辺地域とのネットワークで「考えていく」力をも養っていきたいと思います。
今、変革期とかいう言葉でこの時期が語られることも多いのですが(私自身がよく言う)、いやいや障害児・者とかっていわれるみなさんにとっての生活の保障(安心かな)は、これからまだまだ変革期であり続けねばならんように思います。それには、今動こうとしている(動いている)事柄をしっかり掴み、自らの暮らす地域で具体化していくことが必要であると思います。
極々あたりまえの「本人主体」の社会であるために、「権利擁護」であり、「差別禁止法」への取り組みに意識も今後高めていきたいと考えています。
そんなんで、まぁ、そんなこんなも、やっぱりみなさんゆとりがいりますね・・・、。
ちなみに先日厚生労働省から支援費の単価が出まして、それによるとえらいぷりぱは儲かります(これまでに比べて・・・です・・・、もう破れたパンツは捨てれるか??というのが今一番の私の課題です)、と、思いながらも、これまでにも滑ってきてますんですが、ともあれ、今後とも宜しくお願いいたします、です。
文責・国本